「義務、名誉、祖国。この三つの神聖な言葉が、あなたがどうあるべきか、どうなれるか、そしてどうなるかを、敬虔なまでに指し示している」

ダグラス・マッカーサーの名言
ダグラス・マッカーサーの名言
  • 1880年1月26日~1964年4月5日
  • アメリカ合衆国出身
  • 軍人、陸軍元帥、統治官
  • 太平洋戦争において連合国軍の司令官として活躍し、フィリピン解放や日本占領政策を主導。日本の戦後復興と民主化に大きな影響を与えた。名言「I shall return(私は必ず戻ってくる)」と共に、20世紀の軍事と外交の象徴的存在として知られている。

英文

“Duty, Honor, Country. Those three hallowed words reverently dictate what you ought to be, what you can be, what you will be.”

日本語訳

「義務、名誉、祖国。この三つの神聖な言葉が、あなたがどうあるべきか、どうなれるか、そしてどうなるかを、敬虔なまでに指し示している」

解説

この名言は、マッカーサーが1962年にウェストポイント陸軍士官学校で行った伝説的な演説の冒頭に置かれた一節である。ここにある「Duty(義務)」「Honor(名誉)」「Country(祖国)」は、軍人としてだけでなく、一人の国民として、人間としての生き方を導く道標として位置づけられている。マッカーサーにとってこれらは、単なる美辞麗句ではなく、人格を構成し、未来を形づくる根本的価値観であった。

「what you ought to be(どうあるべきか)」は理想の自分、「what you can be(どうなれるか)」は潜在的可能性、「what you will be(どうなるか)」は運命と意思による成就を意味しており、この三語によって人間の成長の全過程を道徳的に照らしている。マッカーサーはこの言葉を通して、倫理・忠誠・責任に基づく行動こそが、真に価値ある人生を築く鍵であると訴えた。

この名言は現代においても、個人が何のために、誰のために生きるのかという根本的な問いに応える力を持っている。混迷する価値観の中で、信念をもって行動すること、そして自らの義務と誇りを見失わないことの重要性を語るこの言葉は、時代を超えてリーダーシップ・倫理・国への奉仕の精神を象徴する普遍的な理念である。

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