「どこへ行っても、いつも信じられないほどの人だかりが俺についてくる。ローマでは、空港に着いた瞬間に男たちまでがキスしてくるんだ。ローマが大好きだよ」

モハメド・アリの名言
モハメド・アリの名言
  • 1942年1月17日~2016年6月3日
  • アメリカ合衆国出身
  • プロボクサー、社会運動家、人道主義者
  • ヘビー級チャンピオンとして活躍し、「蝶のように舞い、蜂のように刺す」の名言で知られる。リング外でも公民権運動や反戦活動に関わり、スポーツと社会正義の両面で世界的な影響を与えた。

英文

”Anywhere I go, there is always an incredible crowd that follows me. In Rome, as I land at the airport, even the men kiss me. I love Rome.”

日本語訳

「どこへ行っても、いつも信じられないほどの人だかりが俺についてくる。ローマでは、空港に着いた瞬間に男たちまでがキスしてくるんだ。ローマが大好きだよ」

解説

この言葉は、モハメド・アリが自らの国際的な人気と、イタリア・ローマに対する愛情をユーモアと誇らしさを込めて語った名言である。アリは1960年のローマ五輪で金メダルを獲得したことで世界に名を知られるようになり、イタリアは彼にとってキャリアの原点でもあり、特別な意味を持つ土地であった。この発言は、その感謝と親しみをストレートに表現したものである。

「男たちまでがキスしてくる」という表現は、ヨーロッパの文化的背景とアリ特有の誇張された語り口が融合した、軽妙なユーモアである。彼の人気は単なるボクシングの枠を超え、国や言語、文化を越えて人々の心をつかんだことをこの言葉は物語っている。その影響力の大きさと、観衆との自然な絆がにじみ出ている。

現代においても、スポーツを通じて国際的な連帯や文化交流が進む中で、アリのような存在は単なるアスリート以上の意味を持つ。この名言は、愛される理由が「強さ」だけではなく、ユーモア、人間味、そして国境を越えた共感であることを示す。アリの人間的魅力が、世界中で熱狂を巻き起こした理由を象徴する、温かみのある一言である。

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