「私の墓は、信者たちの必要に応じて祝福を与え、語りかけるであろう」

サティヤ・サイ・ババの名言
サティヤ・サイ・ババの名言
  • 1926年11月23日~2011年4月24日
  • インド出身
  • 宗教指導者、霊的指導者、社会活動家
  • 奇跡を行う聖者として世界的に注目され、多くの信奉者を持つ。教育・医療・給水などの慈善事業を推進し、スピリチュアルな教えと無償の奉仕精神で知られている。

英文

”My tomb shall bless and speak to the needs of my devotees.”

日本語訳

「私の墓は、信者たちの必要に応じて祝福を与え、語りかけるであろう」

解説

この名言は、肉体の死を超えてもなお続く霊的な導きと恩寵を宣言している。サイ・ババは、自身の墓、すなわちサマーディ(霊的な帰依の場)が、彼の物理的な不在の後も、信者たちとつながり、守護と祝福を与える場所となることを明言している。これは、聖者の存在が死によって終わるものではなく、霊的な働きは永続するという信仰に基づいている。

「祝福を与え、語りかける」という表現には、信者の心の中にある思いに応答する霊的臨在の働きが込められている。それは言葉や姿を超えた次元でのコミュニケーションであり、信仰によって体験される内なる導きとも言える。サマーディに祈る信者が救いや気づきを得るという現象は、インドをはじめとする多くの霊的伝統において広く信じられている。

この名言は、導師が亡き後も信仰と繋がり続けることの力を証明している。現代において、目に見えぬ存在への信頼や導きを感じることは難しいとされがちだが、サイ・ババは霊性は時間や空間に縛られず、心の純粋さによってこそ働くと説いている。この言葉は、信者にとって物理的な死を越えて常にそばにある存在としての師への確信を与える霊的な誓約でもある。

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