「今、我々は自らの力を信頼に足るものにするという問題を抱えている。そして、その舞台がベトナムである」
- 1917年5月29日~1963年11月22日
- アメリカ出身
- 政治家
- 第35代アメリカ合衆国大統領としてキューバ危機を乗り切り核戦争を回避し、アポロ計画を推進してアメリカの宇宙探査の基礎を築いた
英文
“Now we have a problem in making our power credible, and Vietnam is the place.”
日本語訳
「今、我々は自らの力を信頼に足るものにするという問題を抱えている。そして、その舞台がベトナムである」
解説
この言葉は、アメリカの冷戦時代の外交政策、とりわけベトナム戦争への関与を示唆している。アメリカの軍事的および政治的な力を世界に示すことの必要性を強調する一方で、そのために選ばれた舞台がベトナムであったという現実が背景にある。
当時、冷戦構造の中でアメリカは共産主義の拡大を防ぐための「封じ込め政策」を展開しており、特にベトナムはその象徴的な場所として位置づけられていた。この発言は、アメリカの力の信憑性が試される場としてベトナムを選択したことの意図を示すものであり、軍事力の行使が外交的信頼を強化する手段と捉えられていたことを反映している。
しかし、この言葉が示唆するアプローチは、現代ではより批判的に見られることが多い。ベトナム戦争の結果、アメリカは多大な犠牲を払い、国内外でその政策が問われることになった。軍事力だけではなく、長期的な信頼と平和を築くための柔軟なアプローチの必要性を学ぶ教訓として、この言葉は振り返る価値がある。特に、力の「信頼性」を維持する手段とその影響を慎重に評価する必要性を示している。
感想はコメント欄へ
この名言に触れて、あなたの感想や名言に関する話などを是非コメント欄に書いてみませんか?
申し込む
0 Comments
最も古い