「対象に対して過剰な言葉を使ってはいけない。『非常に』という意味で『無限に』と言ってはいけない。本当に無限について語りたいときに使う言葉がなくなってしまうからだ」

C・S・ルイス
C・S・ルイスの名言

画像のクレジット表示:Aronsyne,”Lewis, age 48″,CC BY-SA 4.0,C.S.-Lewis – C. S. Lewis – Simple English Wikipedia, the free encyclopedia

  • 1898年11月29日~1963年11月22日
  • アイルランド出身
  • 作家、学者
  • 『ナルニア国物語』シリーズや『キリスト教の詩学』など、多くの著作を通じてファンタジー文学と宗教思想に大きな影響を与えた

英文

“Don’t use words too big for the subject. Don’t say ‘infinitely’ when you mean ‘very’; otherwise you’ll have no word left when you want to talk about something really infinite.”

日本語訳

「対象に対して過剰な言葉を使ってはいけない。『非常に』という意味で『無限に』と言ってはいけない。本当に無限について語りたいときに使う言葉がなくなってしまうからだ」

解説

この名言は、C・S・ルイスが言葉の正確性と慎重な使用について述べたものである。彼は、言葉が持つ本来の意味を軽視せず、誇張や不適切な使用を避けるべきだと主張している。このアドバイスは、特に作家やスピーカー、あるいは日常的なコミュニケーションにおいて重要な指針となる。

ルイスが強調しているのは、言葉が持つ重みや意味を尊重することの大切さである。過剰な表現や誇張された言葉は、その言葉の価値を弱め、本当に強調すべき場面での効果を失わせてしまう可能性がある。たとえば、「無限に」や「完全に」といった言葉を日常的に乱用すると、それらが本来伝えるべき深遠な意味が薄れてしまう。

この言葉は現代にも適用できる。特に、SNSや日常会話では強い表現が頻繁に使われ、意味が希薄化する傾向がある。ルイスのアドバイスは、適切な言葉を選ぶことで、メッセージの正確性や説得力を高めることの重要性を教えている。言葉を慎重に選び、本当に必要な場面でその力を最大限に活用することが、効果的なコミュニケーションの鍵となる。

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