「私が扱った主題について、私は自分の考えに基づいて話してきた。それらすべて、あるいはいくつかについて誤っているかもしれない。しかし、『常に間違っているよりも、時々正しい方が良い』という健全な格言を信じており、自分の意見が誤っていると分かれば、すぐにそれを放棄する用意がある」
- 1809年2月12日~1865年4月15日
- アメリカ出身
- 政治家、弁護士
- 第16代アメリカ合衆国大統領として、隷解放宣言を発布し、南北戦争を指導して国家の統一を維持した
英文
”Upon the subjects of which I have treated, I have spoken as I have thought. I may be wrong in regard to any or all of them; but, holding it a sound maxim that it is better only sometimes to be right than at all times to be wrong, so soon as I discover my opinions to be erroneous, I shall be ready to renounce them.”
日本語訳
「私が扱った主題について、私は自分の考えに基づいて話してきた。それらすべて、あるいはいくつかについて誤っているかもしれない。しかし、『常に間違っているよりも、時々正しい方が良い』という健全な格言を信じており、自分の意見が誤っていると分かれば、すぐにそれを放棄する用意がある」
解説
この名言は、自己認識と柔軟性の重要性を説いたものであり、リンカーンの知的誠実さを如実に表している。彼は、自分の意見に固執するのではなく、間違いに気づいたらそれを認め、修正することが正しい行動であると主張している。この姿勢は、成長や進歩を目指すリーダーに必要な謙虚さと適応力を示している。
リンカーンの「常に間違っているよりも、時々正しい方が良い」という格言の引用は、完璧を目指すのではなく、誠実に正しい方向を模索する姿勢を表している。彼は、自らの信念や政策について批判的に検討し、それらを改善するための努力を惜しまなかった。これにより、彼は多くの人々から信頼され、困難な時代においても効果的なリーダーシップを発揮した。
現代において、この名言は、柔軟性と誠実さを持ったリーダーシップの指針として意義深い。個人や組織が意思決定を行う際、誤りを認め、それを正す勇気を持つことが重要である。リンカーンの言葉は、学び続け、成長し続けるための謙虚さの価値を教えている。
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