「私は多くのものを手にしてきたが、それらすべてを失ってきた。しかし、神の手に委ねたものは今も私のもとにある」
- 1483年11月10日~1546年2月18日
- 神聖ローマ帝国(ドイツ)出身
- 宗教改革者、神学者
- プロテスタント宗教改革を推進し、95ヶ条の提題を発表した
英文
“I have held many things in my hands, and I have lost them all; but whatever I have placed in God’s hands, that I still possess.”
日本語訳
「私は多くのものを手にしてきたが、それらすべてを失ってきた。しかし、神の手に委ねたものは今も私のもとにある」
解説
この言葉は、信仰による安心感と執着からの解放を表している。ルターは、自分自身で抱え込んだものは失われてしまうが、神に委ねたものだけは永遠に保たれると信じている。これは、物質的なものや自分の力だけに頼るのではなく、信仰を通じて神に依存することの大切さを教えている。
現代においても、この名言は信頼と手放しの重要性を示している。物質的なものや一時的な成功に執着することは、最終的には不安や心の負担を生む。しかし、神や高次の存在に信頼を置き、物事を委ねることで、心の平安と安定が得られる。大切なものを神に預けることで、それが永続的な価値を持つようになるとされている。
また、この名言は真の豊かさと満足感を再考させる。自分の手に抱え込むのではなく、信仰によって支えられた人生が、内面的な充実と本当の豊かさをもたらす。自己の力で全てを保とうとするのではなく、神に委ねることで、心が軽くなり、精神的な余裕と持続的な幸福を感じることができる。
感想はコメント欄へ
この名言に触れて、あなたの感想や名言に関する話などを是非コメント欄に書いてみませんか?
申し込む
0 Comments
最も古い