「聖書を熱心に教え、その教えを若者の心に刻まなければ、学校は地獄の門となるのではないかと恐れている」
- 1483年11月10日~1546年2月18日
- 神聖ローマ帝国(ドイツ)出身
- 宗教改革者、神学者
- プロテスタント宗教改革を推進し、95ヶ条の提題を発表した
英文
“I am afraid that the schools will prove the very gates of hell, unless they diligently labor in explaining the Holy Scriptures and engraving them in the heart of the youth.”
日本語訳
「聖書を熱心に教え、その教えを若者の心に刻まなければ、学校は地獄の門となるのではないかと恐れている」
解説
この言葉は、教育における宗教と道徳の重要性を強調している。ルターは、学校が単に知識を教えるだけでなく、若者に信仰や道徳的な価値観を育む場であるべきだと考えていた。もし聖書の教えが欠如し、道徳教育が行われなければ、学校が道を踏み外し、むしろ害をもたらす場所になる危険があると警告している。
現代においても、この名言は教育の本質的な目的を再考するきっかけを与えている。学校での知識教育は重要であるが、それだけでは人格形成に不十分であることがある。若者が単に知識を蓄えるのではなく、信念や価値観を持ち、道徳的に成長するための指導が必要とされる。これが不足すれば、学校で得た知識が社会に害をもたらすこともある。
さらに、この名言は教育のバランスの重要性を示している。科学や技術だけでなく、信仰や道徳の価値を教えることで、若者が人間的にも成熟した人物に成長することができる。ルターの危惧は、知識と人格の教育が両立してこそ、真の教育が達成されるという信念に基づいており、教育者が抱えるべき責任を明確にしている。
感想はコメント欄へ
この名言に触れて、あなたの感想や名言に関する話などを是非コメント欄に書いてみませんか?
申し込む
0 Comments
最も古い