「私は決して異端者にはならない。議論で誤ることはあっても、最終的な決断を下すことは望まない。その一方で、人々の意見に縛られることもない」
![マルティン・ルター](https://note.lv73.net/wp-content/uploads/2024/11/Portrait_of_Martin_Luther_as_an_Augustinian_Monk-512.webp)
- 1483年11月10日~1546年2月18日
- 神聖ローマ帝国(ドイツ)出身
- 宗教改革者、神学者
- プロテスタント宗教改革を推進し、95ヶ条の提題を発表した
英文
“I shall never be a heretic; I may err in dispute, but I do not wish to decide anything finally; on the other hand, I am not bound by the opinions of men.”
日本語訳
「私は決して異端者にはならない。議論で誤ることはあっても、最終的な決断を下すことは望まない。その一方で、人々の意見に縛られることもない」
解説
この言葉は、独立した信仰と柔軟な考え方を示している。ルターは、自分の信仰に対して強い確信を持ちつつも、他者の意見や決まりきった見解に縛られることを拒んでいる。議論の中で誤りを認めることはあっても、それによって自分の信仰が揺らぐことはないと述べている。これは、自己の信念を持ちつつ、成長の余地を残した姿勢を示している。
現代においても、この名言は個人の信念を守りつつ他者と意見交換することの大切さを教えている。誰もが正解を知っているわけではなく、他者の意見に耳を傾けながらも、自分の価値観や信念をしっかり持つことが重要である。また、他人の意見や社会の圧力に屈せず、自己の信念に基づいて行動することが求められる。
さらに、この名言は自己の知的な自由を強調している。絶対的な意見や固定観念にとらわれることなく、誤りを認めながらも学び続ける姿勢が、信仰や人生においても豊かさをもたらす。信念を持ちながらも、柔軟な考えを保ち、他者の影響を受けすぎることなく成長し続けることが真の成熟につながるといえる。
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