「すべてのポジティブな価値には、ネガティブな対価がある…アインシュタインの天才は広島へと繋がった」

パブロ・ピカソ
パブロ・ピカソの名言
  • 1881年10月25日~1973年4月8日
  • スペイン出身
  • 画家、彫刻家、版画家
  • キュビスムを創始し、20世紀の美術に革命的な影響を与え、『ゲルニカ』などの傑作を残した

英文

“Every positive value has its price in negative terms… the genius of Einstein leads to Hiroshima.”

日本語訳

「すべてのポジティブな価値には、ネガティブな対価がある…アインシュタインの天才は広島へと繋がった」

解説

ピカソはこの名言を通じて、技術や知識の進歩が必ずしも無条件に善であるわけではないという点を強調している。彼はアインシュタインの相対性理論を例に挙げ、科学的な発見や知識が社会に与える影響に対する警鐘を鳴らしている。アインシュタインの天才が、最終的に広島への原爆投下という悲劇的な結果に繋がったように、全ての進歩にはその裏に潜む負の側面があるというメッセージが込められている。進歩はしばしば予期せぬ結果を生むことがあり、知識や技術がどれほど素晴らしくても、その影響を正しく扱う責任が伴うという警告が込められている。

この名言は、科学や技術がもたらす可能性の一方で、その使用方法や倫理的な側面に対する重要な問いを提起している。ピカソは、単に技術的な成果を称賛するのではなく、その結果がどのように世界に影響を与えるかに深い関心を持っていた。発展が生み出す負の側面を無視することはできないという意識が、この言葉に表れている。

現代においても、テクノロジーや科学の進歩がもたらす両面性は大きなテーマとなっており、特にAIや遺伝子工学など、新しい技術の発展が予期しない社会的影響を引き起こす可能性があることを私たちは認識しなければならない。

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