「アフターディナースピーチより難しいことが二つある。こちらに傾いている壁を登ることと、こちらから身を引いている女の子にキスすることだ」
![ウィンストン・チャーチル](http://note.lv73.net/wp-content/uploads/2024/11/Sir_Winston_Churchill_-_19086236948-512.webp)
- 1874年11月30日~1965年1月24日
- イギリス出身
- 政治家、陸軍軍人、作家
- 第二次世界大戦中においてイギリスの首相として、連合国を勝利に導いた
- インド独立反対など植民地支配を継続しようとした
英文
“There are two things that are more difficult than making an after-dinner speech: climbing a wall which is leaning toward you and kissing a girl who is leaning away from you.”
日本語訳
「アフターディナースピーチより難しいことが二つある。こちらに傾いている壁を登ることと、こちらから身を引いている女の子にキスすることだ」
解説
この名言は、ユーモアを交えながら、困難な状況や気まずさのある場面での気持ちの難しさを表現している。チャーチルは、アフターディナースピーチ(食事の後のスピーチ)を例に、壁が自分に向かって傾いている状態で登る難しさや、身を引いている女性に接近する難しさを比喩的に述べている。この言葉には、物理的にも心理的にも自分に不利な状況では、行動が難しくなるという皮肉な観察が含まれている。
この言葉の背景には、困難な場面におけるリーダーシップとユーモアの重要性がある。チャーチルは、戦時中や政治の場面で、多くの気まずい場面や難しい状況を経験してきたが、そうした場面でユーモアを用いることで緊張を和らげ、問題を軽減する術を心得ていた。このような比喩を用いることで、彼は共感を呼び起こし、難しい状況でも気軽に向き合う姿勢を見せていた。
現代においても、この名言は困難な状況におけるユーモアと柔軟な姿勢の重要性を再認識させる。気まずさや困難に直面したとき、ユーモアを交えることで、緊張や不安を和らげることができる。チャーチルのこの言葉は、物事を少し軽く見て笑うことで、困難な状況にうまく対処する心の余裕を持つことの価値を教えており、逆境においても柔軟に対応する力を示している。
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