「デスクトップコンピュータ産業は死んだ。イノベーションはほとんど停止し、マイクロソフトがわずかな革新で支配している。それは終わった。Appleは敗北した。デスクトップ市場は暗黒時代に突入し、今後10年間、少なくともこの10年の残りの期間はその状態が続くだろう」
- 1955年2月24日~2011年10月5日
- アメリカ出身
- 起業家、実業家、工業デザイナー
- 個人用コンピュータであるMacintosh、iPhone、iPadなどの技術とデザインを高次元に融合させた革新的な製品を世に送り出し、またiPodとiTunes、iTunes Storeによって音楽業界に革命を起こした
英文
”The desktop computer industry is dead. Innovation has virtually ceased. Microsoft dominates with very little innovation. That’s over. Apple lost. The desktop market has entered the dark ages, and it’s going to be in the dark ages for the next 10 years, or certainly for the rest of this decade.”
日本語訳
「デスクトップコンピュータ産業は死んだ。イノベーションはほとんど停止し、マイクロソフトがわずかな革新で支配している。それは終わった。Appleは敗北した。デスクトップ市場は暗黒時代に突入し、今後10年間、少なくともこの10年の残りの期間はその状態が続くだろう」
解説
スティーブ・ジョブズは1996年のインタビューで、デスクトップコンピュータ業界の停滞とマイクロソフトの支配に対する失望感を表明した。彼は、イノベーションがほとんど見られず、Appleが市場での競争に敗れたと感じていた。この発言は、当時のAppleが財政的にも技術的にも困難な状況にあったことを反映している。
しかし、ジョブズは1997年にAppleに復帰し、iMac、iPod、iPhoneなどの革新的な製品を次々と発表した。これらの製品は、デザインと機能性の両面で業界に新たな基準を打ち立て、Appleの復活と成長を牽引した。特にiPhoneの登場は、スマートフォン市場を一変させ、デスクトップコンピュータの役割を再定義するきっかけとなった。
この発言は、技術業界におけるイノベーションの重要性と、市場の状況が急速に変化し得ることを示している。ジョブズ自身がAppleを再び成功へ導いたことは、リーダーシップとビジョンが企業の運命を大きく左右することを証明している。
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