「これは世界をかなり近づけ、これからもそうし続けると思う。すべてには欠点があり、すべてには予期せぬ結果がある。これまで見た中で最も腐食性のある技術はテレビだと思うが、それでも最高の状態でのテレビは素晴らしい」

- 1955年2月24日~2011年10月5日
- アメリカ出身
- 起業家、実業家、工業デザイナー
- 個人用コンピュータであるMacintosh、iPhone、iPadなどの技術とデザインを高次元に融合させた革新的な製品を世に送り出し、またiPodとiTunes、iTunes Storeによって音楽業界に革命を起こした
英文
”I think it’s brought the world a lot closer together, and will continue to do that. There are downsides to everything; there are unintended consequences to everything. The most corrosive piece of technology that I’ve ever seen is called television – but then, again, television, at its best, is magnificent.”
日本語訳
「これは世界をかなり近づけ、これからもそうし続けると思う。すべてには欠点があり、すべてには予期せぬ結果がある。これまで見た中で最も腐食性のある技術はテレビだと思うが、それでも最高の状態でのテレビは素晴らしい」
解説
ジョブズはこの言葉で、技術の二面性について語っている。彼は、ある技術が人々を結びつけ、世界を近づける役割を果たすと考える一方で、どの技術にも予期せぬ副作用や欠点があることを認識している。特にテレビについては、最も腐食的な技術であると指摘しつつも、その一方で最高の状態では人々に感動や価値ある情報を提供できると評価している。このように、技術は用途や使われ方によって大きく意味が変わるとジョブズは考えている。
ジョブズの発言は、テレビのようなメディアが社会や人々の考え方に強い影響を与える力を持つ一方で、その内容次第で教育的であったり、感動を与えたりすることもできる点を示唆している。技術そのものが良いか悪いかではなく、それがどのように使われるかが重要であるというメッセージが込められている。
この考え方は、現代のデジタル技術にも通じている。インターネットやスマートフォンなども、人々をつなげ、情報を広める一方で、誤用や依存症といった問題を引き起こす可能性がある。ジョブズの言葉は、技術の利便性に囚われず、その影響や適切な使い方を常に考慮することの重要性を教えている。技術の可能性を最大限に活用するためには、使う側の責任と意識が不可欠であることを示している。
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