「時には激しく、絶望的に、鋭く悲嘆にくれ、悲しみに打ちのめされることもありましたが、それでも生きていることが素晴らしいことであると確信しています」
- 1890年9月15日~1976年1月12日
- イギリス出身
- 作家
- 架空の探偵の「エルキュール・ポアロ」や「ミス・マープル」を主人公とした推理小説シリーズ(「そして誰もいなくなった」など)が世界的にヒットした
英文
“I have sometimes been wildly, despairingly, acutely miserable, racked with sorrow, but through it all I still know quite certainly that just to be alive is a grand thing.”
日本語訳
「時には激しく、絶望的に、鋭く悲嘆にくれ、悲しみに打ちのめされることもありましたが、それでも生きていることが素晴らしいことであると確信しています」
解説
この言葉は、生きることの価値や人生の喜びについてのアガサ・クリスティの深い洞察を表している。彼女は、人生には避けられない苦しみや悲しみがあることを認めつつも、その中でなお生きていることの素晴らしさを強く感じている。この姿勢には、困難に対して諦めずに立ち向かい、どんな逆境の中でも生きることに意義を見出そうとする前向きな力が込められている。
また、この言葉は、困難を乗り越えるための希望と心の強さをも示唆している。クリスティが経験したように、時に人生は非常に厳しいものだが、それでもなお「生きていることそのものが価値あるものだ」という信念が、日々を生き抜くための支えとなる。悲しみを経験するからこそ、喜びや充足感の貴重さをより深く感じることができるという逆説的な視点もここに表れている。
現代においても、この言葉は多くの人々にとって励ましとなるだろう。困難な時代にあっても、日々の中で小さな喜びや感謝を見出すことが、人生を豊かにする。クリスティのこの言葉は、生きることの尊さと、どんな時も前向きに歩み続ける力を教えてくれるものである。
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