「私たちは皆ともに生きていかなければならないのだから、どうせなら幸せに共に生きようではないか」

- 1935年7月6日~
- チベット出身
- 宗教指導者、仏教僧、チベット亡命政府の元首相・精神的指導者
英文
”We all have to live together, so we might as well live together happily.”
日本語訳
「私たちは皆ともに生きていかなければならないのだから、どうせなら幸せに共に生きようではないか」
解説
この名言は、共生の不可避性と、その中で幸福を選ぶ意志の重要性を示している。私たちは地球というひとつの場を共有しており、国籍、宗教、文化の違いを超えて同じ人間社会の一員であるという現実を前提としている。そこから導き出されるのは、どうせ共に生きるのなら、不和や対立ではなく、喜びと調和を選ぶ方が賢明だという提案である。
「we might as well(どうせなら〜しよう)」という表現には、避けられない状況に対して前向きな選択をしようという柔らかな促しが込められている。つまり、この名言は押し付けがましい理想論ではなく、実用的で現実に根ざした智慧として語られている点に特徴がある。
この言葉は、家庭、職場、国家間の関係など、あらゆる人間関係に応用できる普遍的な倫理を示している。共存が避けられないものであるならば、敵意や無関心で過ごすよりも、思いやりや協力によって豊かな関係を築く方が、結果として自分自身にとっても心地よい。この名言は、共生社会のあり方とそこに必要な心構えを、シンプルで親しみやすい言葉で伝えている。
感想はコメント欄へ
この名言に触れて、あなたの感想や名言に関する話などを是非コメント欄に書いてみませんか?
「ダライ・ラマ14世」の前後の名言へ
申し込む
0 Comments
最も古い